Ai・フィールド Arouse Identity Field
株式会社Ai・フィールド(アイ・フィールド)
コラム 人生とキャリア

部下の可能性を引き出す傾聴力

カテゴリー:傾聴力


部下や相談者の話しを聴くときに

注力したいのが【傾聴スキル】ですねぇ。

 

 

しかしながら、

どのように話しを聴けば良いのか?

 

どのような状況が、良い傾聴の仕方なのか?

 

疑問も出てきますよね。。。。

 

 

 

 

最近では、様々な研修や講座で、

傾聴スキルが扱われていることも多く

 

それだけ、傾聴スキルが注目されていくことが解ります。

 

 

 

 

一般的に、【傾聴】とは

 

・相手の話しを聴くこと

・相槌を打ったり、オウム返しをすること

 

 

このような誤解が多いのも現状です。。。

 

 

実は

傾聴って、相手の話しを聴くことだけが「傾聴」ではないのです。

 

 

 

 

傾聴には、このような効果が期待できます。

  

  • 相手(相談者や部下)の気づきが深められる
  • 相手(相談者や部下)の課題解決に向かえる
  • 相手(相談者や部下)の眠った可能性が引き出せる

 

 

 

今回は、カウンセラーが行う傾聴スタイルについて

少し触れてみたいと思います。

 

 

 

 

カウンセラーが行う傾聴スタイルとは?

 

皆さん

カウンセラーの傾聴のスタイルには、

少し、特徴があるのをご存知ですか?(^^♪

 

 

 

 

その特徴の1つに


相手(部下や相談者)の話しを聴いているだけで

相手が自身の課題に気づき

 

どのような行動をしていけば良いのか?していきたいのか?

それらが明確になり、

 

そのことによって

相手(部下や相談者)の成長を促せる効果が期待できる。


と、いうものがあります。

 

 

そのため、カウンセラーは時として

相談者の話しを傾聴するだけで

課題解決に導くことも少なくありません。

 

 

 

 

そして更に継続的に、

相手(部下や相談者)が探し出した行動計画を見守り

フォローサポート(見守り)を行っていきます。


もちろんこの

フォローサポート(見守り)にも

傾聴スタイルを使っていくわけです。

 

 

そのフォローサポート(見守り)によって彼らは

自ら主体的に行動ができるようになり

 

 

自ら成功体験を積み重ねていけるようになります。

 


このフォローサポート(見守り)も

傾聴が欠かせません。

 

 

 

これほど効果の高い傾聴スキルですが、

実は、とても難しいともされています。

 

 

そのため

私たちカウンセラーは

何年も研鑽を重ねて、傾聴スキルを磨いている訳です。(^_-)-☆

 

 

 

その傾聴の奥深さ、難しさは、

 

ヤフーの本間浩輔さんも

よく仰っています。

 

 

ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4478069786/ref=dbs_a_def_rwt_bibl_vppi_i0


この本間さんが出版された御書の

1on1(ワンオンワン)とは、

 

上司と部下の定期的なミーティング方法のことで

最近では、大手企業が部下の育成のために

この方法を取り入れています。

 

 

ミーティング(社内会議)というよりも

人材育成の観点で、

このミーティング方法を取り入れているのです。

 

 

それだけ

この1on1(ワンオンワン)ミーティング方法の

効果が、現れている様子がうかがえます。

 

 


この本間さんが紹介している

この1on1(ワンオンワン)ミーティングの肝になっている部分が


傾聴スキルなのです。

 


私も先日、チームはた楽のメンバーたちと

本間さんに直接お話しを聴いてまいりました。

 

 

様々なお話しをお聴きして

誰もが、傾聴の難しさを感じているようでした。

 


私たちカウンセラーは、

傾聴スキルというツールを用いて
職場環境を良くしていこうと言う取り組みをしていますが

 


本間さんたち
1on1(ワンオンワン)ミーティングのプロジェクトメンバーの方々は
人材育成への取り組みから
傾聴スキルへと焦点をあてています。

 


私たちカウンセラーとは

逆方向からのアプローチで

傾聴スキルを着目していらっしゃいます。

 

 

 

傾聴スキルの素晴らしさが、

そのことからも、うかがい知ることができますねぇ~~~

 

 

恐るべし傾聴スキル

侮るなかれ傾聴スキル

 

 

(^_-)-☆

 

 

 

 

カウンセラーの傾聴スタイル

 

ここで、カウンセラーの傾聴スタイルを

ご紹介したいと思います。

 


私たちカウンセラーは
傾聴スキルによって
相談者の方の課題解決に導くためのアプローチをいたします。

 

 

私自身も、研鑽を積み重ねているお陰か
最近、ご相談者の方のお話しを聴いているだけで
ご相談者自らが、課題に気づき、解決の糸口を見出しています。

 


その時の、ご相談者の方の顔は、
はっとしたような、何とも言えない良い笑顔をしてくれます。

時には、涙を流される方もいらっしゃいます。


それほど、深い気づきが起こるのが
カウンセラーならではの傾聴です。

 

 


カウンセラーが傾聴でどのようなことを行っているのか?というと


元々、傾聴とは
アメリカの臨床心理学者 カール・ロジャーズ
来談者中心療法の手法のひとつです。


昨今の、傾聴に誤解が生じているのが

傾聴とは、

オウム返しをしたり、

相手の話しを聴くためのスキルだけでは無いのです。

 

 

来談者中心療法とは、相談者にアドバイスをするのではなく

カウンセラー側のあり方(自己一致)と

カウンセラーと相談者の関係性がとても大切であると

カール・ロジャースは言っています。

 

 

 

傾聴の大切な第一歩。話しを聴く時に必要な3つの条件とは?

 カール・ロジャースは、
カウンセラーの基本的態度として、3つの条件をあげました。

 

 

① 無条件の肯定的関心 


  相談者に対して無条件の肯定的関心を持つこと
  
  例えば、自分を信頼してくれたら私も信頼しよう。とか、ではなく
  例え相手が何かワガママな態度をとったとしても、
  それも大丈夫。正直に伝えてくれてありがとう。
  そのような態度で、その状況を受け止める。ということです。

  ここでのポイントは、相手の要件を承諾する。ことと、

  相手の態度を受け止める。ことは別物として捉えましょう。

 

  あくまでも、肯定的に相手の言葉や態度に関心を持ちましょう。  

 


② 共感的理解


  カウンセラーは、相談者の内的世界を共感的に理解し、

  それを相手に伝えること

  これは、相談者が感じとっていることを、

  まるで自分のことのように感じ取りながら
  それを、相談者に伝えます。

 

  ここでのポイントは、相談者の気持ちと全く同じである必要は

  ありません。
  あくまでも相談者の感じた感覚と、自分自身の感覚を切り離したうえで
  相談者自身の感情に寄り添いましょう。


  カール・ロジャーズは、
  相談者の私的な世界を、あたかも自分自身のものであるかのように

  感じ取り、しかもこの「あたかも〇〇〇のように」という感覚を

  失わないこと。と言っています。

 

 

③ 自己一致(誠実な態度)


  クライアントとの関係において、心理的に安定しており、

  ありのままの自分を受容していること

  カウンセラーは、嘘のない誠実な態度で、相談者の話しを聴き、
  自分自身をそのまま受け入れることです。

  自分自身に身に着けた鎧や見栄を手放しながら、

  真摯な態度で相談者に向き合うことです。

 

  カウンセラーとしては、一番ここが難しい部分となります。

  なぜなら、相談者の話しを聴きながら、カウンセラー自身にも
  様々な感情や過去の出来事がよみがえってくることがあるためです。

  そのため、私たちカウンセラーは、

  何度も何度もスーパービジョンやトレーニングを繰り返し
  この自分自身と向き合うことを行っています。

  自分自身をピュアにしていくこと。

  この作業に研鑽を積み重ねている訳です。

 

 

このように、分析してみると、傾聴の奥深さが理解できると思います。


傾聴って、ただ相手の話しを聴くだけではないのです。(^_-)-☆

 


だからこそ、カウンセラーの傾聴で、

相談者の課題解決を行うことができる訳なのですが


一般的に、もう少し簡単に、
相手(部下や相談者)の人材育成に使っていただけるように
言い換えてみました。

 


まとめ 部下の可能性を引き出す傾聴力の土台づくり


部下の可能性を引き出す傾聴力の土台づくりは、
以下の3点がポイントとなります。

 


① 相談者に対して無条件の肯定的関心を持つこと。

 

② 相手の立場に立ち気持ちに共感しながら理解しようとする。

 

③ 見栄や自己防衛を手放し、自分自身の状態を客観的に感じてみること

 

 

傾聴の第一歩は、カール・ロジャーズも言っているように
この3つの態度から始まります。

 

 


これは、いわゆる人としてのあり方そのものだと
私は感じています。(^_-)-☆

 

 


カウンセラーの傾聴スキルに触れてみたい方は


2019年 9月26日(木)18時30分~

 

浜町・日本橋あたりで、チームはた楽メンバーによって
ワークショップを行う予定です。(^^♪

 

 

まだ、お申込みフォームができていないのですが

ご興味のある方は、メッセージくださいね~~

優先的にお席を確保いたします。


現在、お席は18席ほどを予定しています。

 

懇親会で、軽食も準備予定です。

キャリアコンサルティングやセフル・キャリアドック
また、職場の人間関係などのご相談もお受けできます。

 

上司と部下との関係性に悩んでいる方

職場の離職率を下げたい方

部下の眠った可能性を引き出し、人材育成につなげたい方

自社の業績アップにつなぎたい方

部下との関わり方がわからない方

 

お時間、空けておいてくださいねぇ~~~

 


私、須賀えり子と

チームはた楽メンバーに逢いに来てくださいね~~~(^o^)丿

 

 

それでは、また次回の記事でお逢いしましょう~~

 

 

 

 

2019年08月09日