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ピンチはチャンスの芽~「対話」を通した組織づくりとは?(1)
カテゴリー:組織開発奮闘編
(準備編)
方向性を明確にする(部課内改善ビジョンの構築)
まずは、部内が目指す方向性として「ビジョン(向かうべき方向)」を
明確に定めることが重要です。
「部課内改善ビジョン」です。
部内の人たちが、どのような働き方(キャリアを構築)をしていくのか?
いわゆる、ここが今回の目指す場所(ゴール)となるわけです。
先ず、赤井部長に、方向性を明確にして頂きました。
外部CCえり子
赤井さんは、部内の皆さんに、
どんな風になって頂きたいですか?
赤井部長
そうですね~~みんなに、活き活きと仕事をしてもらいたいです。
そして、自分たちの仕事に誇りをもって、家族に自慢してもらえるような。
自分は、こんな仕事をして、こんな貢献をしています。
と胸を張っていえるような。
そのためには、常に向上心を持って、勉強して欲しいです。
お客さまの幸せを常に考えられて、そのために自分が何を学べばいいのか?自分たちで考えられるような。
そして、部内みんなで、協力し合えるような部を目指したいです。
外部CCえり子
赤井さん、とても素晴らしいですね。
では、それらをこちらのシートにまとめてみてください。
そして、後はこの、「部課内改善チーム」のメンバー選出をしましょう。
赤井部長
それでしたら、営業部には全部で3つの課がありますので、
その課長3名に入ってもらうのはいかがでしょう?
こうして、外部CCえり子は、赤井部長と、3名の課長とともに、
「部課内改善チーム」をつくりました。
第1回目の「部課内改善チーム発足会議」を行いました。
会議の議題内容は、以下のように設定しました。
外部CCえり子
会議は、毎回アジェンダ(議題内容)を2日前に提出し、
全員が議題内容を全て把握できている状態から進めていきます。
そして、必ず会議の時間は厳守で、1時間以上になりそうな場合は、
各自次回までの宿題といたしましょう。
部課内改善チームに専任されたメンバーたちは、
怪訝な様子ながら部課内の課題を改善するために、
渋々ながらも取り組みを始めました。
■今回のPointは?
① 部内が目指すべく方向性(ビジョン)を明確にする。
② チーム体制をつくり、協力体制をつくる。(クランクイン)
③ 体系化された質の良い会議をおこなう。
④ 次回の会議までに行う実施内容を各自整理し、宿題を明確にする。
このように、まず基本となる「改善チーム」によって、上記のPointを正確に押さえていくことによって別の効果が出てくることが期待できます。
それは?部内(課内)のチームワークづくり。
会議のファシリテーション力、また、ネガティブな情報なども開示しやすい風土づくり。など、これらを高めていくことにもつながります。こうした取り組みそのものが、社内(部課内)の組織開発につながります。
(続く ピンチはチャンスの芽~「対話」を通した組織づくりとは?(2)(状況を把握する)
ピンチはチャンスの芽~「対話」を通した組織づくりとは?
(0)(プロローグ)
ピンチはチャンスの芽~「対話」を通した組織づくりとは?
(1)(準備)
ピンチはチャンスの芽~「対話」を通した組織づくりとは?
(2)(状況を把握する)
ピンチはチャンスの芽~「対話」を通した組織づくりとは?
(3)(心理的安全性)
ピンチはチャンスの芽~「対話」を通した組織づくりとは?
(4)(見える化)
ピンチはチャンスの芽~「対話」を通した組織づくりとは?
(5)(実施)
ピンチはチャンスの芽~「対話」を通した組織づくりとは?
(6)(評価)
ピンチはチャンスの芽~「対話」を通した組織づくりとは?
(7)(継続と定着)
2022年08月31日