Ai・フィールド Arouse Identity Field
株式会社Ai・フィールド(アイ・フィールド)
感謝のご縁 絆インタビュー

メトロ設計株式会社様

皆さん、こんにちは。株式会社Ai・フィールド須賀えり子です。
こちらは、Ai・フィールドにてお世話になった方々に、感謝の気持ちをお伝えし応援させて頂く【感謝のご縁 絆インタビューのページ】となっております。

本日は、台東区入谷に本社を構えておられますメトロ設計株式会社 代表取締役社長 小林様と、業務推進グループの小石様にお話しをお聴きいたしました。

メトロ設計株式会社 代表取締役社長 小林様と、業務推進グループの小石様

メトロ設計株式会社 小林一雄代表取締役社長
メトロ設計株式会社 業務推進グループ 小石さま

須賀え:
小林さん、小石さん、本日はありがとうございます。
よろしくお願いします。
では小林さま、まずは簡単に会社のご紹介をお願いしてもよろしいですか?

小林さま:
はい。弊社ですが、昭和39年、もともと満州鉄道の鉄道技師をしていた祖父が営団を退職して、その仲間と一緒に起業したのがメトロ設計株式会社になります。私で現在5代目の社長で59期目を向かえております。そういった経緯で創業しているので、業務内容的には、地下鉄を中心とした都市の地下のインフラの設計。また、今この場所は、自社ビルの一階になりますが、この場所を使った不動産賃貸業ということで、台東エリアを中心とした街づくりのお仕事をさせていただいております。

須賀え:
小林さま、ありがとうございます。
そして、私の会社の事業展開を拡げて来られたのは、メトロ設計様のお陰なんです。

小石さま:
えり子さんが、そういう風になってくださったおかげで、私たちは恩恵やご指導をいただいて本当にありがたいです。
いつも親身になって頂いて「うちの社員が幸せだね」って、社内で話しています。

一人ひとりの、個性と向き合って、この人にはこういう方で、その人の未来図に合うようにご指導いただいて、こんな丁寧に個人の成長を、見てくれるっていう。そういう場を、いただけているのはありがたいな、と思います。

小林さま:
須賀さんがいつも僕のお陰だと言ってくれますが、中小企業家同友会に入って、最初の新入社員研修で(東京中小企業家同友会の新入社員研修の助言者として)ご一緒させていただいたのが須賀さんだったんですよ。

須賀え:
1番最初の時ですね。

メトロ設計株式会社 代表取締役社長 小林様 小林さま:
そう、新入社員研修の合宿あるじゃない?
その付き添いで行って同じグループだったのは須賀さんだった。そのご縁で。

須賀さんがその時にやりたい事とかを聞いていましたし、その後の成文化(同友会 経営指針成文化セミナー)も、受けられましたよね。

須賀さんが受けられている年に、僕もサポーターという立場で、須賀さんが受けられるのを見ていて。それで、会社の課題を相談できる相手を探した時に、須賀さんの顔が思い浮かびました。

須賀さんにどんどん相談をしていたら、須賀さんがどんどんそれに答えてやってくれたっていう経緯なのです。 だから僕は、何をしたつもりはないんですけどね。

「互いの経営課題と、ご縁のタイミングによる変容」

須賀え:
私にとっては、メトロ設計さまには、本当に色んなきっかけを頂いたと思っているんです。
私が、起業して神楽坂でセミナールームを運用し始めた時に、小林さんが来てくださったんですよね。
あの時は、個人の方向けの心理カウンセラーとして活動始めた時期で、丁度、企業様に向けたご支援をしていきたいと、思い始めていた時期でもありました。

実は、その頃私の周りで「会社を辞めることが出来て成功した」と、話す人たちが増えていて、私はその事に、なんとなくそんな危機感を持ってた時でもありました。このままでは、日本経済はダメになるのではないか?と。。

そして、小林さまが当時私が運営していた神楽坂のセミナールームに来てくださって、いろいろお話聞かせていただいて、私が思い描いていた「企業様に向けたご支援」のきっかけとなりました。

小石さま:
タイミングがあった。

須賀え:
めちゃくちゃタイミングがすごく良くて。それで「それでしたら、カウンセリングと研修させていただきますか?」とご提案させて頂いたのが、最初でしたね。

小林さま:
コミュニケーション研修ね。

小石さま:
4階でやって頂きましたね。

当時のトレーニングの様子

当時のトレーニングの様子

須賀え:
はい。あれから何度か続けてくださって。とても嬉しかったです。

そしてこの時の「カウンセリングと研修の両方でフォローさせて頂くトレーニング方式」が、とても効果が高いと実感させて頂けたトレーニングでした。それで、この方法を形にして行きたいと思案していた時にまた、小林さんから「ところで須賀さんは、キャリアコンサルタント持っているんですか?」と、お問い合わせを頂きました。

それで、私も一念発起して、キャリアコンサルタントの国家資格に向けて頑張りました。

小林さま:
1回で合格するところがすごいですよね。

須賀え:
それはもう頑張りました。絶対受からないといけないと思っていました。
「受からないと、メトロ設計さんのフォローはできない」と必死に頑張りました。

小林さま:
ありがとうございます。

須賀え:
こちらこそありがとうございます。だから私は、私のAi・フィールドの事業形態も拡げていくきっかけを、頂いたのがメトロ設計さんだと思っています。

経営理念にある「仲間」に対する想い

須賀え:
メトロ設計さんの経営理念の中に「仲間」という言葉が採用されていますよね。とても、従業員さんを大切にされている感じがしたのですが、経営理念に「仲間」っていう言葉を採用された理由は、どのような所にあるのですか?

小林さま:
もともと、祖父が起業した時も定年した「仲間」と一緒に起業しているっていうのもありますし、僕が入社した時から「仲間意識」があった会社だと思うんですよ。ずっとね。
後は、経営者としても仲間達で学んだり、この不動産事業も会社が一時、不景気になった時も、仲間同志で相談し合ったりしましたね。そういうご縁を頂いて、仲間達と一緒にいろんな新しいことを作ったり、事業を続けられてきたっていうのは、やっぱり会社にいる皆のおかげだと思っていますね。いろんな出会いの人のご縁の中で、人は生きていけるっていうか…。そういうご縁のつながりの歴史がある会社だと思います。

社内風景

テレワークを併用した社内風景

須賀え:
創業時から、社内や地域や経営者同士の仲間を大事にされてきているんですね。

小林さま:
そうだと思うんですよねえ。
僕が最初の経営理念を作ったときは1つだけ「仲間」と言葉が入っていたんです。けれど、うちの社員さんから、「やっぱり、全部仲間をつけた方がしっくりきます」と言う言葉もあって。

須賀え:
社員さんからの提案だったんですね。

小林さま:
そうそう。で、全部の理念に最後は仲間で締めたんですよね。

メトロ設計さま 経営理念
未来環境を創る仲間
一、私たちは、人と自然が調和し笑顔あふれる未来環境を創る仲間です。
技術を未来につなげる仲間
一、私たちは、社会インフラを支える技術を未来につなげ世界の都市の発展をめざす仲間です。
学び合い共に成長する仲間
一、私たちは、お互いの夢と幸せの実現をめざし、学び合い共に成長してゆく仲間です。

須賀え:
今の経営理念は、社員の皆さんのご意見も反映されているんですね。

小林さま:
社員さんは、創業時の想いだとか、そういうのを飲み込んで段々仕事をしていると感じています。

須賀え:
なるほど。従業員さんの中でも「仲間」という言葉は、キーポイントだなと感じられるものがあった。だからこそ、小林さんが作られた経営理念の中に3つとも「仲間」の言葉を入れられた。
そして、歴史とともに、この「仲間」という意識が脈々と続けられてきて、そして、従業員さんと一緒にこの「仲間」っていうものが、また未来に続いて行けそうな、そんなイメージでしょうか。

小林さま:
どうですか?(小石さんへ、問いかけ)

社員の立場から、経営理念の浸透プロセスを体験して

社員の立場から、経営理念の浸透プロセスを体験して1

小石さま:
正直に言うと私は、最近しっくりくるようになりました。
もともと私自身も大家族の中で育ったし、人との関わりは、大事で、ご縁という言葉もすごくよくわかります。ただ、メトロ設計にお世話になり始めて、自分の中にそのメトロ設計の一員としての仲間というのを感じるのにはちょっと時間がかかりました。ただ、自分の性格は、いる場所に仲間意識がなければ、うまく回っていかないと思っています。

ですから、「仲間でいられるような環境であれば良いな。」という願いはずっとありました。

ただ、なかなか理想通りには、なかなかならない、と感じていて、「理念に仲間の言葉が入って、とても良かった」と思いました。

それを実践していくには、私が所属する業務推進グループが「仲間でいられるような環境であること」として、社内の皆さんと共に回していけられるようにしていくこと。
業務推進グループはそういう部署でもあると思っています。

須賀え:
会社全体の「仲間意識」を盛り上げていく役目として。

社員の立場から、経営理念の浸透プロセスを体験して2

小石さま:
はい。

やっぱり誰かが行動していかないと、そうはならない。

私たちが一番社長に近いところにいますし、社内の皆さんも見える場所にいますし。ですから、何かあれば皆さんが話に来てくださいます。そういう役割かなとか思いながらやってきました。

そんなところに、丁度えり子さんが来てくださって、悩んだときの駆け込める場所として。 それから、言葉を自分から発することができるようになってきた、と思います。

ひとりで考えてしまう時期もありました。

須賀え:
それが、今では、どんどんと発信され行動されていますよね?小石さんの視点や目線の素晴らしさは、経営者視点に近い所があると感じています。

小林さん、小石さんの存在そのものは、メトロ設計さんにとって、なくてはならない存在ですよね。いろんな企業さまを拝見していても、なかなか小石さんのような視点を持たれている方は、少ないように感じます。

小石さんが、最初に仰っていた「仲間意識が難しかった」というところは、経営者として、理念浸透の難しさでもありますよね。

小林さま:
本当にそうだと思います。とても良くやってくれています。

そう。だから経営指針作ったところから変わったんですよね。
それまでは、やっぱり思っててもなかなか伝えられないというか、伝わらないし。

経営者と社員の橋渡し役としての存在 事業推進グループ

須賀え:
そういう意味では、小石さんは、「経営者と社員のみなさんの間の橋渡しという役目」ですよね。

小石さま:
社長も私のことを、とても自由に解放してくださっているんですよ。

須賀え:
信頼してくれているということですね。

小石さま:
そうですよね。
幹部会とかでも、リーダーの方から「理念では…」とかと言う言葉が出てくるようになりました。そんな時は、「おぉー!」って、嬉しくなります。

須賀え:
そうすると、社員さん意識の中に「理念」が浸透し始めていると言うことですね。

小石さま:
出てくるようになりましたね。そうそう。そうですよね。

小林さま:
うん。そうですね。

小石さま:
それが、うまく回っていかないこともあって、難しいですね。
タイミングがあるって思いますね。タイミングというよりも、時間がかかります。やりたいと思うからできるわけでもなくて。もちろんそういう気持ちがなければダメなんですけど、分かってくれる人たちとか、それに力を貸してくれる人たちとか、やっぱり1人じゃできないですから。

小林さま:
やっぱり仲間なんだよね。

小石さま:
うん、そうですね。

須賀え:
仲間に繋がっていく?

小石さま:
繋がっていくと思います。

須賀え:
その変わり始めたきっかけってどんなことがあったんですか?

小石さま:
うん、やっぱりそうですね。そうですね。社内が自ら動いていくようになったのは、経営計画プロジェクトがあったからだと思いますね。そして、すごく須賀さんとの関わりっていうのは、大きかったと思います。私にとっては、どのタイミングだったかなと、思ったら、須賀さんと初めて行った会議。あの時だと思います。

須賀え:
会議室での一番最初の会議の時ですか?

小石さま:
はい。その会議の時から、コロナの影響で、はじめてzoomで行った面談がありました。あの時もとても忙しくて、私は、業務推進グループ長になったばかりで、更にコロナの緊急事態で、色んな事が押し寄せてきていた時期でもありました。
そんな時に、須賀さんとの面談(キャリアカウンセリング)があって、宿題(ジョブカードの記入)もあったんですよね。それで、私は宿題ができなくて。でも、手書きでメモ書きのように書いたものを、ものすごく褒めてくださったんですよ。私が書いたことを。

「その人を思いやる。思いやってその相手の立場に立って考える。」と、そのような内容を書いていて、そしたら須賀さんが、ものすごくそれを「すごく良いですね」って、褒めてくださったんですよね。でも本当にそれで吹っ切れたんですよ。

須賀え:
吹っ切れた?

小石さま:
はい「言葉に出して発信しても良いんだ。」と、思えました。
対社員さんというと、私は何者でもないのに、会社のことで何かを発言することは、少し偉そうに感じられて。

須賀え:
小石さんも、当時に比べると、今はとても自然体になりましたよね。

経営者と社員の橋渡し役としての存在 事業推進グループ

小石さま:
はい、自然体っていうか、どんどんやりたいことが出来るようになっているんです。

小林さま:
確かに。それで、良いんですよ。

須賀え:
小石さんが、生き生きしているのが、私はとても嬉しいです。

小林さま:
嬉しいですよね。

須賀え:
小石さんが、活き活きされている姿を後輩や部下の方々が見て、モデリング(真似をしていく)されていくと思うので、そうして活き活きと輝いていると、社内の雰囲気も華やぎますね。どうですか?小林さん、会社の中の雰囲気が変わったと思いませんか?

小林さま:
変わりましたね。

須賀え:
今の力強い「変わりましたね」の一言は、とても嬉しいです。最近、様々な企業様のご支援をさせて頂いて感じることが、若い人たちのポテンシャルの高さと、経験を積んでいる人たちの経験値のスキルの高さ。その両者の間での価値観のギャップを感じます。それが、両者を尊重できる社内風土が根付いていくと、誰もが発信しやすくなるし、仕事も楽しくなれるのではないか?そのようなことを感じています。

自然に理念の「仲間」を意識できる取り組み

須賀え:
メトロ設計さんでは、期ごとの目標設定に「経営計画プロジェクト」を導入されていますが、その中の1つに「自社ビルの屋上を使ったプロジェクト」がありましたね。

小石さま:
経営計画プロジェクトっていうのはいくつかあって、その中に会社PRということをテーマにしたプロジェクトがあるんです。人材採用のための、ミッションなんです。

自社ビルの屋上

自社ビルの屋上
(経営計画プロジェクトで、屋上養蜂の企画が進み始めている)

須賀え:
そのような活動を通して、社外に発信していく取り組みですか?

小石さま:
はい。外に発信していって、社内の良い点を知ってもらって、採用活動や新しい人材を育む活動にしています。「そのために何ができるか」っていうそういうことで、ホームページの改変や、SDGsの取り組みも行っています。

そのSDGsの取り組みの中に「自社ビルの屋上を活用して園芸部とか立ち上げるのはどうだろうか」と、はじまりました。そしたら、ずっと何年か前から社長の心の中では屋上養蜂の構想があったようで、今回、丁度タイミングがあったんです。

ただそれを、プロジェクトチームでやるといっても、強制的になってしまうと本末転倒になるので、自主的な参加を募ってみました。

社内全社に「こういうことやりますけど、やってみたいと思う人いますか?」「誰か一緒にやってくれませんか?」って、強制的にやろうとしたら絶対続かない。だから「私がやります!」って、手を挙げてくれる人に参加してもらいたいと思って、1人もいなかったら、どうしよう。とか思いながら。

でも、そしたら、何人も手を挙げてくれて。

小石さまと小林さま

小石さま:
それがありがたくて、とにかく嬉しかったです。
このプロジェクトを動かしていくために会議をしたり、社内アンケートを取ったり、それでみんなが、主体的に動いてくれたんですよ。本当に、ありがたいと感じました。

須賀え:
うんうん。本当に、素晴らしい!

何よりも素晴らしいと思うのが、誰もが主体的に動いてもらえるように、小石さんが勇気を持って参加を募るための声かけをした点です。

また、小林さんが屋上養蜂を考えていらしたことを覚えていて、その気付きも素晴らしいと思いますし、そこに従業員さんが大勢賛同してくださった。

小石さま:
今スタートしたばっかりだから、これからどういう荒波をね、迎えるかわからないですけれども、みんなの気持ちをひとつにして、みんなで楽しんでいってもらいたいと思っています。

須賀え:
そこでの繋がりもやっぱり、仲間というキーワードがありそうですね。

小石さま:
そうですね。しかも若い人たちだけじゃなくて、創業時からいらっしゃる役員の方々も参加してくださっています。本当に心強いです。

人材育成の取り組みと経営理念の浸透

須賀え:
その他の取り組みとして、人材育成についても、色んな取り組みをされていますよね。

小石さま:
SUN社員ティーチャープロジェクトっていうのが、経営計画プロジェクトの中の1つとして今開催しています。誰でもティーチャーになれるっていう考え方のもと、みんなが多能工として動けるように始まった計画の1つです。

なんと社長が、3講座も行ってくれたんです。

そして今は、新入社員さんもティーチャーになって、SUN社員ティーチャー賞という、賞ももらえるようになっています。まだ、生まれたばかりで、定着というところにはまだいかないと思うんですよね。今度は、若手の人が電線共同溝のCADの講座をすることになって、みんな参加するんです。業務推進グループのメンバーも。

須賀え:
みんなで学び合うという状況になってきているんですね。ここでも「仲間」というキーワードが出てきますね。

小石さま:
出てきてると思いますね。

須賀え:
すごいですね。5年前にお邪魔した時に比べたら、色々なものが変わってきましたね。

小林さま:
変わりましたよ。

小石さま:
やっぱり新しいことをどんどんしていかないとだめですよね、社長。

須賀え:
生き生きと輝いている感じが良いですね。

小石さま:
新しいことというか、新しい風をっていうか、例えば、本当は新入社員さんが入ってくれたことがものすごく大きいですよ。 須賀さんにこうやってね、来ていただいていることとか、社労士の先生がバックアップしてくださることとか、あと役員の方々も技術的な部分でフォローしてくださる。でもそういったことを、どんどんどんどん、もうがらがらがらがらこう変えていって。

もちろん社長がそれを操縦している訳ですけど。

須賀え:
なによりも、社員の皆さんが自由に動くことのできる環境を、小林さんご自身が器を広くして、そこを見守っている感じがすごくしますね。

小林さま:
本当に自立して、どんどんやってくれてるし、すごく助かります。

須賀え:
もう本当、安心して見守っている感じ。

小林さま:
そうですね。

小石さま:
私はですね。常に不安なわけですよ、これでいいのかな?って。こんな風にしていていいのかなって思いながら、自信をもってやっていることなんて1つもないっていうか。そういう感じなので。

小林さま:
ダメだったらそれはもう1回違うのをやればいいよ。

小石さま:
そうですね。でもそれを許して下さるから、ありがたい。って、思うんですよね。

須賀え:
仲間を作る上で今すごく大事だなと思ったのが、やっぱり元となる基盤。「誰とつながっていくのか」、「誰を大事にしていくのか?」っていうのはやっぱり大事だし、そこも小林さんは目線として、この人にお願いしたいっていうのは、たぶんおそらく何人かいらして、それを小石さんに手綱をお願いして。

とても、大きな視点で見守っている感じがしました。

小林さま:
経営理念の「学び合い共に成長してゆく仲間」いう部分に合っていますね。

小石さま:
そうなんですよ。
先日、それがカチッとピースがはまった出来事がありました。

採用サイトにメトロ設計の募集も出すことになりました。そこに会社の紹介動画を作ることになって、会社のPRポイントを3つ選んで、箇条書きにてくださいと、いわれて出してみたら、その3つが綺麗に経営理念に結びつけられたんですよ。


綺麗に、3つがぴったり収まったんです。
それも瞬時でしたよね。「おー!」と思いました。

須賀え:
根付いてらっしゃるということですね。皆さんの意識の中に。無意識にその言葉が出てきた?

本当に、良い会社になってきましたね。

小林さま:
ここから、ですよね。

小石さま:
本当、ここから。

現代の公民館「SOOO dramatic!」

須賀え:
こちらの貸しスペースのことも、お聞きしたいんですけど、今どんな風に活用されているんですか?

小林さま:
ここは、コロナの緊急事態が明けてからは、また色々イベントも開催したいと考えています。
私たちが今話しているこちらのスペースと、あとは2階と4階ですね。今7階も増やしています。

貸しスペース

小林さま:
ドラマチックさんという、町づくりをやっている会社合同会社点と線と面(メトロ設計+まちづくり会社ドラマチック)と言う会社があります。
そこで、企画運営しています。

地元の人たちが結構保育園のお母さんが、小学校のお母さん方が誕生パーティーで使ったりとかする時には割引してあげたり。週末に2階のクリエイターさんたちがここの1階で週末マーケティングとかワークショップやってもらったり。後は、朝顔祭りが毎年7月にやっています。

須賀え:
地域に根付いていますね。

小林さま:
後は、坂本町会にある坂本小学校が、大正15年にできた廃校されて25年になるんですけど、そこが解体されるので、毎週大掃除をやっています。
解体はもう決まっているんですが…。

小石さま:
すごくいい建物なんですよ。
デザイン性とか、壊すにはもったいないなあっていうような建物なんですけどね。それをうまくリノベーションというか維持しながら使うことができたら良いんですけどね~。

でも今の計画では更地になる予定なんです。歴史のある建物なので、地域に根ざしていて、大事に思っている同窓生さんのみなさんとかいらっしゃるし、記憶にとどめましょうという取り組みという運動をしているんです。

入谷の記憶を未来に繋ぐ会 | 台東区入谷根岸鶯谷の有志で結成した会 (studio.site)

須賀え:
記憶にとどめるための活動。

小林さま:
そこはそうですね。建築関係の大学の先生たちが360°カメラなどで記録することになっています。

小石さま:
小学校だからね!可愛らしいんです。

色がちょっとしたタイルが薄いピンク色で。なんかそれがもう何とも言えないサーモンピンクだったりね。「こんな色選ぶ?」みたいな。すごい可愛いのと、拭いていると「おー!」みたいなとか。木の階段だったりね、温かさを感じますよね。あの何て言うか、砥ぎ石って言うのかな?あの階段のこういう手すりとか。

小林さま:
みんな職人が丸くしてるんですよね。角を全部丸くしてるんですよ。柱とかも全部。

小石さま:
すごいきれい。

小林さま:
子供たちが危ないからって言って。で、全部手作りなんですよね。
大正15年…100年ぐらい経つ建物なんですけど…。

須賀え:
それは子供たちだけではなくて、本当にその、今の建築業界のお仕事をされている方たちも見る機会があったほうがいいですよね。

小林さま:
解体される前に多くの人に知ってもらいたいですね。

須賀え:
いたるところを丸くする技術であったりとか、色であったり、子供達の為に何かそういう職人さんの、なんか技術とか思いとかっていうのがそこに込められた建造物ってことですよね。

小石さま:
案外綺麗なんですよ。しかも。
大正時代のものじゃなくて、その平成何年の工事とかやってるんですよ。床張り替えたりとかして。すごい綺麗なのに取り壊しちゃうなんてもったいないっていうか、これって凄い財産なのになあって思ったりするんですよね。あと、こういう戸とかもなんて言うか、可愛いらしいですよ。

須賀え:
本当にそうですね。。
様々な地域に根差した取り組みや活動もされている。
そして、新たに経営計画プロジェクトなどで、様々なことが進み始めて、後はそれらを基に、従業員さんと一緒に未来に向けて進んでいくだけですね。

小林さま:
進んでいくだけですね。 前進。

須賀え:
ですね。前進あるのみってことですね。
今日は、たくさんお話しをお聴かせ頂いてありがとうございました。

小石さま:
ありがとうございました。

小林さま:
ありがとうございました。

小林さまと小石さま2

須賀え:
小林さま、小石さま、本日は、大変ありがとうございました。

インタビュー後記

小林さま 小石さま この度はお忙しい中、インタビューにお答えくださってありがとうございました。

インタビューして改めて感じたのは、経営者としての器が組織を強くしなやかにしていく。と言うことです。

その下で働く従業員の方々は、経営者の器の中で自由に動くことができると、 その力量を発揮していくことが出来る。そのことが、更に組織を強靭に創っていくことが出来るのだ。と感じました。

心理カウンセラー的な視点では、この「自由に自己裁量で動くことができる」状況は、個人の「幸せを感じることが出来る要素」につながっていきます。

社長を支えるリーダー達がいて、幸せの礎を築いていこうとしているメトロ設計の輝く未来を感じることができました。

メトロ設計株式会社Webサイト:
メトロ設計株式会社|建設コンサルタント (metro-ec.co.jp)

自社ビル内のイベントスペース:
台東区入谷のイベントスペース | SOOO dramatic! (sooo-dramatic.com)